【胃】手術後の食事はよく噛む、ゆっくり食べる、腹七分目

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 術後の体重管理はできるだけ体重を落とさないこと。一度落ちるとなかなか増えない。もともと肥満だった人でも短期間に急激に体重が減少することはよくないという。

■体の負担にならない程度の運動

 栄養量の次に、もうひとつ大切になるのは筋肉量の維持。つまり栄養を十分に取り、運動をすること。1日20~30分のウオーキングや5~10分ほどのスクワットでもいいので、体の負担にならない程度の運動を習慣にすることが大切になるという。

 また、お腹の手術をすると、腸は多かれ少なかれ癒着する。その癒着の仕方が悪いと、腸の内腔に細い場所ができたりして「腸閉塞」を起こしやすくなる。

「胃切除後の後遺症としての腸閉塞は、食べた物が腸管にとどまって通らなくなる障害です。あまり噛まないで早食いしたり、海藻やキノコ類など繊維の多いものを食べ過ぎたりすることなどが原因になります。早食いしたらお腹が痛くなったり、食後一定の時間が経つとお腹が痛くなったりする症状がある場合は、腸管に狭い場所がある可能性があるので、食事の取り方に注意した方がいいです」

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