著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

知られざる治療法や意外な痛み回避策を紹介するサイト開設

公開日: 更新日:

 セックスの痛みは口に出しにくい悩みのため、当事者同士が経験を分かち合う機会は、めったにありません。でも、もしそんな機会があったら、「勇気を振り絞って病院に行ったけど、痛みの解決につながらなかった」といった声が多いのではないでしょうか。

 その理由のひとつに、セックスの痛みの原因が多岐にわたっていることが挙げられます。病気や身体的な問題のほか、精神的な問題もあり、婦人科では十分に対応しきれない場合も。セックスの痛みに詳しい医師や心理職が少ないことも問題です。そのため「身体的には異常なし。セックスが痛い原因は不明のまま」となってしまいがちなのです。

 若い世代であれば、妊娠を望んでいるのにセックスができないことから、独身やセックスなしの結婚である“未完成婚”を選ぶしかないかもしれません。結婚生活の途中で痛くなった場合は、「相手に申し訳ない」と浮気を容認したり、「女じゃない」と落ち込むことも。セックスの痛さは、QOL(生活の質)に大きく影響するのです。

 WHO(世界保健機関)や性の健康世界学会(WAS)が提唱する性の健康では、「誰しもが健やかな性生活を送れる権利がある」とされています。しかし、そこには苦痛しかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差