著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

「奥の方の痛み」「鈍い痛み」は病気のサインの可能性あり

公開日: 更新日:

 今までセックスで痛いことがなかったのに、いつからか時々痛み始めた。でも最近どんどん痛みが強くなった気がする――。ほとんどの人はセックスを頻繁に行うわけではないので、その時だけ「どうしてだろう」とモヤモヤして、時間が経つと忘れてしまうことを繰り返しがちです。

 でも、もしかしたらその痛みが病気のサインかもしれません。普段お腹の表面をさすっても届かないような婦人科系の臓器を、セックスの時は触れたり、振動させたりします。そのため、気づけない病気に気づけるチャンスにもなるのです。

 セックスの痛みで気づきやすい婦人科系疾患の代表格が、子宮内膜症や子宮筋腫です。

 子宮内膜症は、20~30代を中心に発生する病気です。子宮内膜は本来、月経ごとに増殖し、はがれて出血をしますが、子宮内膜に似た組織は子宮の外、たとえば、卵管や膀胱と子宮の間、直腸と子宮の間などにも月経のたびに増殖します。

 子宮外で増殖するので月経のように外へ排出されず、炎症や癒着などを引き起こし、痛みとなって表れるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…