マスク着用で急増中!「口呼吸」は健康を害する危険あり

公開日: 更新日:

「口呼吸をずっと続けていると、口腔内が乾燥して唾液が減少してしまいます。唾液にはいくつもの重要な働きがあり、①口腔内の細菌や食べ物のカスを洗い流す洗浄作用、②口腔内に侵入した細菌の活動を抑え込む抗菌作用、③口の中のpHバランスを調節する緩衝作用、④歯のエナメル質が溶ける脱灰の進行を防いで虫歯リスクを軽減させる再石灰化作用、⑤口腔内の粘膜、歯、喉を覆って保護する作用、⑥舌や喉の動きをなめらかにして食事や会話をスムーズにさせる潤滑作用、⑦食べ物を分解して消化を助ける作用、⑧傷ついた組織を修復する作用などが挙げられます。口呼吸による唾液の減少は、こうした働きを低下させてしまうため、感染症にかかりやすくなったり、虫歯や歯周病を招くリスクをアップさせるのです」

 実際、加齢によって唾液の量が少なくなっている患者は、飲食物やたばこのヤニなどで歯が着色しやすく、歯周病の原因になる歯石やプラーク(細菌の塊)の量も多いという。歯周病は、がん心臓病糖尿病認知症といった病気にかかりやすくなることがわかっている。口呼吸が深刻な病気につながる危険もあるのだ。

■子供の歯並びや姿勢に悪影響を与えるリスクも

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主