ウオノメに市販薬は効く?皮膚科ではどんな治療をするのか

公開日: 更新日:

 ただし、外来に訪れる患者さんの場合、ウオノメだと思っていたら、「青年性扁平疣贅」や「尋常性疣贅」といったウイルス性のイボであるケースが少なくありません。

 それらは、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)というイボをつくるウイルスの感染でできるもので、ウオノメと思っていたら、このウイルスの感染であることがあります。

 ウイルス性のイボだった場合は、患部の角質部分を削った後に、液体窒素で焼く「冷凍凝固療法」、または芯まで削り取る「炭酸ガスレーザー」によって治療します。

 冷凍凝固療法は、マイナス196度の超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、ウイルスに侵されている患部に当てて冷やすことで患部の組織を壊死させます。イボが完全になくなれば終わりですが、数回にわたって行うことが多いです。保険適用になります。

 一方、炭酸ガスレーザーは、局所麻酔をして、イボの根底から焼き切る方法で、保険適用外です。液体窒素が効きにくい場合に利用する方が多く、一回で治ることもあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差