ウオノメに市販薬は効く?皮膚科ではどんな治療をするのか

公開日: 更新日:

 ただし、外来に訪れる患者さんの場合、ウオノメだと思っていたら、「青年性扁平疣贅」や「尋常性疣贅」といったウイルス性のイボであるケースが少なくありません。

 それらは、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)というイボをつくるウイルスの感染でできるもので、ウオノメと思っていたら、このウイルスの感染であることがあります。

 ウイルス性のイボだった場合は、患部の角質部分を削った後に、液体窒素で焼く「冷凍凝固療法」、または芯まで削り取る「炭酸ガスレーザー」によって治療します。

 冷凍凝固療法は、マイナス196度の超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、ウイルスに侵されている患部に当てて冷やすことで患部の組織を壊死させます。イボが完全になくなれば終わりですが、数回にわたって行うことが多いです。保険適用になります。

 一方、炭酸ガスレーザーは、局所麻酔をして、イボの根底から焼き切る方法で、保険適用外です。液体窒素が効きにくい場合に利用する方が多く、一回で治ることもあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  2. 2

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  3. 3

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  4. 4

    元兵庫県議の死をめぐり虚偽情報拡散…立花孝志氏は名誉毀損で立件なるか?若狭勝弁護士が見解

  5. 5

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  1. 6

    綱とり出直しの琴桜に必要な「脱・頭でっかち」…初場所の足を引っ張ったのは考えすぎる悪い癖

  2. 7

    TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

  3. 8

    文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論

  4. 9

    中居正広トラブルへの関与を改めて否定も…フジテレビ“当該社員”に「緊急異動」発令で社員ザワめく

  5. 10

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋