感染後に重症化しやすい人、死亡リスクの高い人の条件
まずは、ワクチンを積極的に打つことだ。ワクチンは感染予防の数値ばかり話題になるが重症化予防の数値も押さえておくべきだ。
例えば、米ファイザー社製ワクチンの重症化予防効果は3月24日公開のイスラエル保健省による査読前論文がある。
10万人当たり1日の「重度および重大な入院」は、ワクチン未接種者が2・8人に対して2回接種者は0・3人。死亡はそれぞれ0・5人と0・1人だった。
ワクチン以外の対策としては納豆などの発酵食品を取るのもいいかもしれない。長崎大学の研究グループはコロナ感染者から採取したウイルスを試験管内で培養。納豆などの発酵食品に多く含まれる天然アミノ酸「5―アミノレブリン酸(5―ALA)」を一定以上の濃度で投与したところ、ウイルス増殖をほぼ完全に抑えることを確認。同大学病院で特定臨床研究を始めている。新型コロナウイルス表面にある「スパイクタンパク質」に5―ALAの「最終産物」が付着し、ウイルスの人の細胞への侵入を阻むのではないか、と考えられている。