ワクチン接種と大動脈解離は本当に無関係か?接種後死亡1093事例中32例
厚労省は「新型コロナワクチンQ&A」で「現時点において、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも、くも膜下出血や急性大動脈解離が起こりやすいという知見はありません。くも膜下出血や急性大動脈解離は、偶発的に起こりうることから、ワクチン接種後に起きた場合でも、それだけで、ワクチンが原因で起きたというわけではありません」としているが、本当か?
■接種後に血圧が上がるケースが報告されている
大動脈解離に関する全国統計はいまだなく正確な発症率は不明だが、東京都急性大動脈スーパーネットワークのデータによると人口10万人あたり10人。1億2500万人に換算すると年間1万2500人、一日あたり34人が発症していることになる。
これだけみるとたまたまのようにも見えるが、ワクチン接種後死亡事例のなかには46歳男性や55歳男性のように持病もないのに1回目接種後の翌日に急性大動脈解離と心タンポナーデで亡くなった例も含まれている。
そもそも本当に無関係ならなぜ「γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)」なのか。