肥満を防いで「見た目」が若くなれば健康寿命が延びる
このように、食事と運動についてある程度管理した生活を75歳くらいまで過ごすことにプラスして、予定や行動スケジュールの管理を手帳などを活用して自分自身で把握するような生活を送っていると、それ以降の生活の質は間違いなく向上します。そうなれば、「見た目の年齢が若返るような生き方」ができるようになります。
高齢になっても不自由なく外を出歩け、目的が明らかになっていることで頭を使うため、周囲とのコミュニケーションが増え、食べ物、ファッション、音楽、書物、映像など、新しいものへの興味も生まれます。気持ちの刺激になるため若返りにつながり、見た目も若くなってきます。
高齢になると、なおさらストレスが体にも悪影響を与えるので、好きなものを食べたり、やりたいことをやる生活にシフトするといいでしょう。これができている人は、いくつになっても自分が年を取ったということを意識していなかったり、認めていません。それが、見た目の若さと元気の源になっているといえます。
食事をおいしく食べられる、不自由なく手足が動かせる、しっかり目が見えるし耳も聞こえる。五感をしっかり維持できれば、見た目も若くなり、健康寿命を謳歌できます。そのためには、常にオープンな気持ちで、前向きな興味を持って生活することが大切です。そして、そうした生き方を目指すには、若い頃から肥満や生活習慣病を防ぐことを心がけ、食事と運動と行動予定を自己管理していく意識が必要なのです。