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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

コノシロはカルシウムの吸収がアップする夜に食べたい

公開日: 更新日:

 栄養価についてはどうでしょうか。食品成分表には、コノシロの栄養価表記しか載っておらず、出世するにあたっての栄養価の変化を見ることはできません。そのため、今回はコノシロの栄養価から考えていくことにしましょう。

 コノシロの脂質悪玉コレステロールを低下させる働きがあるオレイン酸が主となり、オメガ3系のDHA、EPAもわずかに含まれます。青魚ほどDHA、EPAは多くなく、ビタミン類で特に多いものはありません。ミネラル類ではカルシウムと鉄が豊富です。

 コノシロは小骨が多い魚なので、骨まで一緒に食べることでカルシウム摂取量がアップ! カルシウムは夜の方が吸収率が上がると報告されていますので、DHA、EPA、ビタミンが少ないことを考えても、夜向きの食材と言えるでしょう。

 スーパーなどでは目にする機会が少ないコノシロですが、見つけた時にはぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。

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