コロナワクチン接種後死亡疑い報告 3回目2件を含め1444件
なお、3回目にファイザー社製を2021年12月16日に接種後に亡くなったのは57歳の女性。家族から亡くなった旨の連絡を受けただけで詳細は不明。予診票での留意点はなかった。警察案件だったため、医療機関も遺族から詳細は聞けなかったという。
70歳男性は、3回目にモデルナ社製を2021年12月20日に接種し、8日後に亡くなった。予診票での留意点はなく、既往歴、内服薬なし。朝起きてこないことから、自室を家族が訪ねると、鍵がかかっており反応がないため救急要請。ベッドで心肺停止状態で発見された。死亡時画像診断では死因につながる異常は見られなかった。
ちなみに、医療機関からの副反応疑い報告においては1月2日時点でファイザー社製の3回目接種回数は53万1296回。うち147件(男性24件、女性123件)の副反応疑いが報告され、9件(男性1人、女性8人)は重篤報告だった。5歳刻みの年齢区分での副反応疑いの報告件数で2桁以上だったのは25~59歳。重篤報告数は35~39歳(1人)、45~49歳(3人)、50~54歳(2人)、55~59歳(3人)だった。
この日の会合で専門部会は「現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。