その結果、生後4カ月の間に新型コロナウイルスに感染するリスクは、妊娠中にワクチンを接種していない母親から生まれた子供と比較して、ワクチンを接種した母親から生まれた子供で大きく減少していました。具体的には、デルタ変異株が流行している時期で71%、オミクロン株が流行している時期で33%、統計的にも有意な感染リスクの低下が示されています。
論文著者らは「妊娠中の母親がワクチンを接種することで、生まれてきた子供に免疫が引き継がれ、ワクチンが使用できない乳児でも、感染予防効果が得られるかもしれない」と考察しています。