アメリカのZ世代の7割はお酒よりマリファナが好き…その理由は?
こうしたマリファナの合法化は、Z世代の若者たちが成長するのとほぼ同時に起こってきました。つまりドラッグのネガティブなイメージがほとんどないのが、前の世代との大きな違いと言えます。また健康や環境に敏感なZ世代は、マリファナをナチュラルでお酒よりヘルシーな嗜好品と見ていて、それも好感度につながっています。
さらにパンデミックの影響も小さくありません。マリファナを吸う目的には、リラックスや睡眠のためというのが目立ちますが、パンデミック中にストレスや不眠の解消に利用されたことがわかっています。NIH国立衛生研究所の調査によれば、大学生の44%が2020年1年間にマリファナを吸ったとのことで、2015年の38%から大きく伸びています。逆に飲酒は減る傾向にあります。
とはいえ飲酒の方がまだ圧倒的に多いわけですが、このトレンドに乗ろうとビール会社がマリファナの成分THC入りドリンクを発売。こうした動きはますます活発になりそうです。