米国ではコロナ感染急拡大の一方で…オミクロンBA.5対策はほぼ無視状態
アメリカのコロナ感染は再び増加に転じています。これまでで最も感染力が高いとされるオミクロンBA5株にウイルスが置き換わったためで、1日の感染者数は13万人。しかしほとんどのアメリカ人は、意識もしていないように見えます。
ニューヨーク市内の感染は1日4000人を超えています。驚くのは検査感染率15%という高さです。この数字はどちらも市内の検査所からのデータで、実際にはもっとずっと多いと考えられています。今ほとんどの人は家庭用抗原テストキットを使って検査しているからです。実際にはデータの10倍いると言う専門家もいるほどです。
ところが、街にコロナの存在感はほとんどありません。
リモートワークはまだ多いものの、中心部は観光客でいっぱいになっています。コンサートなどのイベントやビーチも満員の人出で、マスクしている人はほとんどいません。今回の感染拡大で「屋外でも密な場所ではマスクを」と呼びかけられてはいますが、従う人は稀です。2年間我慢したのがまさに今はじけている感じです。