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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

突然のサル痘感染激増…ニューヨークのLGBTQコミュニティに不安広がる

公開日: 更新日:

 オミクロンBA5株の感染が収束しない中、アメリカではサル痘患者の数が過去3週間で3倍に増加しました。中でもLGBTQコミュニティでの感染が目立ち、懸念が広がっています。

 サル痘はすでに、世界71カ国で1万5000人以上が感染しています。WHO世界保健機関は、グローバルな警告を出すかどうかの検討に入ったと伝えられています。

 アメリカでは5月に初めての患者が見つかりましたが、当初はそれほど深刻に捉えられていませんでした。

 ところが7月20日現在の感染者は2300人で、3週間前の3倍に増加。特にニューヨーク市内では8倍の711人となり、予想しなかった突然の感染拡大に驚きと不安が広がっています。

 サル痘は、ウイルス感染よる急性発疹性疾患です。アフリカに生息する齧歯類が自然宿主と疑われていますが、現時点では明らかになっていません。主な症状は発熱と発疹で、2〜4週間で快復するとされています。先進国での死亡例は報告されていません。しかしこれまで経験したことのない病気だけに情報が少なく、多くの医師もその実態を把握できていません。

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