コロナワクチン接種後の死亡一時金 厚労省が新たに2人を認定
否認された2件は86歳女性の医療費・医療手当と86歳女性の死亡一時金と葬祭料の請求。
同分科会は否認理由を「①予防接種と疾病との因果関係について否定する明確な根拠はないが、通常の医学的見地によれば否定する論拠がある②予防接種と疾病との因果関係について否定する明確な根拠がある③疾病の程度は、通常起こりうる副反応の範囲内である④障害の程度は、政令に定められる障害に相当しない⑤因果関係について判断するための資料が不足しており、医学的判断が不可能である」と分類しているが、今回否認の2件はいずれも②を否認理由に挙げた。
新型コロナワクチンに関しては今回の審議結果を含む累積の申請受理件数は4244件。うち認定件数は920件、否認件数は69件、現在の保留件数は28件となった。
ちなみに新型コロナワクチン接種がスタートして9月9日で1年6カ月余りが経過。この間、3.18億回を超えるワクチン接種が行われ、厚労省には医療機関からだけでも3万4497件(8月7日まで)の副反応疑いと1834件の接種後死亡件数(8月19日まで)が報告されている。