「合わないメガネ」が招く意外な弊害…疲れ目や肩凝りだけではない

公開日: 更新日:

 しかし、合わないメガネで最も多いのは度の強すぎるメガネ=過矯正のメガネだという。合わないメガネの実に7割が過矯正だという話もある。

「現代人は室内で過ごすことが多く、仕事や勉強で近くのモノを長時間見る生活をしています。ですから、本来はそれほど度数の強いメガネは必要ありません。むしろ、度数が強すぎると『過矯正』となって目に余計な疲労が蓄積し、イライラや眼精疲労を引き起こして、吐き気や頭痛肩こりなどの原因ともなります」

 とくにいまはスマホの利用、子供のオンライン授業や大人のリモートワークなどの増加により、長時間デジタル機器を見つめ続けることで引き起こされるVDT症候群を患うリスクが高い。

 実際、厚生労働省の「平成20年 技術革新と労働に関する実態調査」でも、パソコンを日常的に使用する仕事をしている人のうち、9割以上の人が目の疲れや肩こりがあると回答している。

 目の痛みやドライアイなどといったVDT症候群の症状に過矯正が拍車をかけ、眼精疲労が深刻化しやすい状況にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇