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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

サッカーW杯を前に衝撃…異常高温による移民労働者への深刻な健康被害

公開日: 更新日:

 サッカーのワールドカップが、20日からカタールで始まりました。

 オリンピックと同様世界で注目されるワールドカップですが、今回の大会は、“過去10年で最も論争が多いスポーツイベントの1つ“と報道されています。中でも世界に衝撃を与えたのは、異常高温による移民労働者への健康被害です。

 特にアメリカ人が驚いたのはタイム誌の報道です。

「スタジアム建設に携わったネパールからの労働者が謎の病にかかり、母国に帰されてしまった。彼の腎臓は両方とも修復不可能なダメージを受けている。原因は高温の中での長時間の過酷な労働だったと、医師はコメントしている」

 しかし彼はまだ運が良かった方かもしれません。カタールには人口の3分の2を占める200万人もの外国人労働者が住んでいます。多くがネパール、インド、バングラディシュの出身ですが、過去10年間に数千人が亡くなったと伝えられています。

 NYポスト紙は、「2014年に始まったスタジアム建設では、40人の移民労働者が亡くなったと発表されているが、実際にはもっと多いと考えられている。アムネスティ・インターナショナルによれば、高温多湿の中での労働環境の劣悪さはまさに現代の奴隷制度」と伝えています。

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