「太りやすい体」と手を切るには…1食20グラムのタンパク質を
それは、「ヘルスケアシステムズ」が20~80代の男女315人に行ったもので、厚労省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を参照に達成の判定を行ったところ、タンパク質目標量に対する摂取量の達成率が最も高かった60代でも38.5%。20代、40代は20%台で、80代では0%だった。
「私自身、朝食にタンパク質が豊富な卵や納豆を取るようにしているのですが、1日のタンパク質摂取量を計算すると、推奨量に10グラムほど足りていませんでした。努めてタンパク質を取るようにしないと、推奨量にはなかなか達しません」(小武内さん=以下同)
■肉や魚は「手のひら分」
タンパク質は“取りため”ができない。朝昼晩と1日3回均等に取ることで、筋肉を合成するスイッチが1日3回強く入る。「1食以上タンパク質摂取量が不足している人は、3食とも十分に取れている人より、筋肉量が少ない」という研究結果も報告されている。しかし日本人のタンパク質摂取量は夜は比較的多く、朝が極めて少ない。