在宅医療は「片道16キロ圏内が望ましい」が規定だが例外もある
この冬、「急性骨髄性白血病」を患う70歳の女性が在宅医療を開始されました。息子さんご夫婦と同居。過去に乳がんの切除手術を受けたことがあります。最近、貧血が進行して通院が困難となり、在宅に切り替えたとのこと。白血病治療のための血小板・赤血球の輸血の対処ができることが必須であり、私たちの診療所にコンタクトがありました。
「2月10日で退職して」(患者)
「お仕事されていたんですね」(私)
「昨年の6月に入院して。そこから入退院を繰り返す感じで、抗がん剤の一番強いのにチャレンジしたんですけど、ダメで。そこから緩和ケアになって、ちょっとまた仕事していたんですけど」(患者)
「血小板の数値が下がっていますね」(私)
「5年前から白血球がすごく増えて、5月になって入院した方がいいって」(患者)
体調の急変に動揺されつつも、自宅に戻った安堵感を噛みしめていらっしゃるご様子。
「以前の輸血は病院ですね」(私)