著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

1日を24時間以上に延ばす方法 「脳時間」をコントロール

公開日: 更新日:

 仕事に追われている時、誰もがこんなふうに思った経験があるのではないでしょうか? 1日が24時間ではなく、30時間に増えたらいいのに!

 もちろん、時間を引き延ばす科学的な方法などあるわけはないのですが、ベイラー医科大学のパリヤデスとイーグルマンは、「脳の仕組みを知れば、1日を24時間以上に延ばせられる」という研究結果を発表(2007年)しています。

 と言っても、魔法のように実際に時間を延ばせるわけではありません。この研究者らは、「脳は新しい情報をたくさん受け取ると、処理するためにいつもより時間がかかるため、時間が長くなったように感じる」と指摘しています。

 逆に、夢中になっていたり、集中していたりすると、アッという間に時間が経ってしまいます。たとえば、同じ帰り道でも、友人と話しながら帰る家路は、時間が早く感じるでしょう。つまり、時間を長く感じる、短く感じることは、脳の知覚に対する処理能力の速さと関係しているというわけです。研究者は、この「脳時間」の把握によって、時間を長く感じられるようになると提唱しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭