中国で大人気の手打ち牛肉ラーメンを東京でいただく
蘭州牛肉麺。中国へ旅行したことがある人なら、「知ってる、知ってる」となるだろう。東京都内でも最近、これを出す店が増えてきたように思う。
蘭州牛肉麺は、中国北西部、甘粛省の省都である蘭州の代表的な麺料理。「安くて、おいしい!」と、中国全土に広がった。
「一清二白三紅四緑五黄」が特徴。その意味は「一清=透き通ったスープ」「二白=白い大根」「三紅=赤いラー油」「四緑=緑のパクチーと葉ニンニク」「五黄=黄金色の輝く麺」。つまりは、牛肉や牛骨などでダシを取った透明のスープに、手打ちのコシのある麺が入っており、具材は薄切りの大根、牛肉、香菜(パクチー)、葉ニンニク。そこにラー油がかけられている。
2017年、東京・神保町に本格的な蘭州牛肉麺の専門店ができたときは、「この味を、日本で食べられるとは!」と感激したもの。何度か、並んで食べた。
しかしいまや、東京都内なら結構あちこちに。先日、ガチ中華の多い高田馬場に行ったら、あちらにもこちらにも。フラリと入った店は、客がほぼ中国人。コロナでしばらく行けてない中国を思い出し、麺の一本一本を大切にいただいた。
難点は、日本人にはやや量が多いところか……。(和)