「梅毒」が昨年の30%増ペース…患者急増で懸念される性感染症の医療崩壊
埼玉・千葉・新潟・京都・岡山・広島(1人)、神奈川・富山・福井(2人)、群馬・兵庫・福岡(4人)、大阪(8人)、東京(15人)に過ぎない。これでは激増する梅毒の恐ろしさと早期発見・治療の啓蒙をするのは難しい。
「急増する性感染症の患者を治療する体制は簡単には整いません。ならば予防を重視することです。性感染症は各人が行動を改めれば防げる部分が大きい。そのためにはその恐ろしさを正確に伝えることが重要です。プライベートゾーンの疾患については、写真や動画などでの説明が必要と考える医療関係者も少なくありません。しかし、ネットなどでわいせつ画像扱いされるため、その実像が正確に伝わらない。梅毒を中心とした性感染症の急増に対抗するためには、こうした問題も公に話し合う必要があるのではないでしょうか」