【動物咬傷】感染予防の抗菌薬が供給不足で処方できないケースも
厚生労働省もこれら抗菌薬原薬の国内における製造を推進するため、補助金を交付するなどの対策を取り始めたところです。しかし、国内で十分な原薬が製造可能となるには、まだまだ時間がかかると考えられます。
この他にも、薬の値段(薬価)が下がりすぎていて製薬会社の採算が合わなくなっていたり、抗菌薬の供給にはさまざまな問題が絡んでいます。われわれ薬剤師も、医薬品が必要な方のもとに届くよう、できる限り努力していくつもりです。
ちなみに、動物咬傷において、アモキシシリン/クラブラン酸が使えない場合の代替薬としては、ST合剤+クリンダマイシンやST合剤+メトロニダゾールなどが考えられているようです。