医療相談から愚痴まで…患者や介護者の気が軽くなるよう“聞き役”に
自宅での療養を希望される方の中には、その理由として、ペットと一緒にいたいからという方も少なくはありません。
その方は肺がん末期のために通院が難しくなり、在宅医療を開始された75歳女性の患者さんでした。
「はじめまして。わんちゃん可愛いですね、お名前なんて言うんですか?」(私)
「バディーとアリスで4歳と5カ月。一緒にいられてうれしいです」(患者)
さっそく我々を出迎えてくれたのは、2匹の可愛い小犬たちでした。患者さんにとってこの犬たちも患者さんの療養を支える大切な存在だと分かります。
「体のお痛みとかはどこが一番あります?」(私)
「背中ですね」(患者)
「今痛み止めのお薬出てると思うんですけど効いてます?」(私)
「そうですね、わからなくなるくらいは効きます」(患者)
「お食事は?」(私)