バットで殴られたような痛みで意識を失った…百武桃香さん脳出血を振り返る

公開日: 更新日:

百武桃香さん(タレント/26歳)=脳出血

「脳出血」で倒れたのは高校2年から3年生にかけての春休みでした。地元の福岡から都心の大学に進んだ姉がひとり暮らししている1DKの部屋に友人と2人で2~3泊させてもらって、大学の見学や東京ディズニーシーを楽しんだ翌日でした。

 朝、目覚めてトイレを済ませ、二度寝しようと思っていたら頭痛が始まり、どんどん痛みが増していきました。小学生の頃から頭痛持ちだったので市販の頭痛薬を持ち歩いていましたが、それまでとは比べものにならない痛みがして、姉や友人に助けを求めていると、次の瞬間、バットで殴られたような痛みで意識を失いました。

 姉の話によると、痙攣して瞳孔が開いていたそうです。姉はまず実家に電話をかけ、母の指示で救急車が呼ばれました。電話口の母は救急隊の人から「硬直して20分以上たっているので危険な状態。すぐ来てください」と告げられたそうです。

 緊急で13時間に及ぶ開頭手術が行われ、私は3日間意識不明でした。意識が戻っても、しばらくは何も覚えていません。

 自覚を持ち始めたのはたぶん3週間後ぐらい。脳出血で左半身麻痺になったと聞いたのは1カ月後ぐらいでしょうか。でも「脳出血って何?」「半身麻痺って何だっけ?」という状態でした。唯一「リハビリ」の意味を思い出すことができて、「頑張りましょうね」という周囲の声から、「2~3カ月リハビリすれば治るのかな」と思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言