55秒未満ですべての便がするっと出ない人は腸内環境が悪い
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、あらためて「腸内環境」が注目されている。腸内細菌叢が免疫システムやウイルス感染に大きく関わっているからだ。とはいえ、自分の腸内環境が整っているかどうかはわかりづらい。バロメーターになるのは「便」だという。日本消化器病学会専門医で、新著「まいにち腸日記」を上梓した江田証氏(江田クリニック院長)に詳しく聞いた。
われわれが食べたものは腸内で消化・吸収される。腸の健康状態が良好なら、便は表面がなめらかで熟したバナナのような形をした「バナナ便」と呼ばれる状態になる。便の形状分類に使われている「ブリストルスケール」ではタイプ4に当たる。