これで「下痢」には悩まない(2)「大丈夫」と思えるものをいくつも準備する

公開日: 更新日:

「いろいろ考えると、それが余計に下痢につながってしまうので、気にしないようにするのが一番なんですよ。ただ、そうは言っても気持ちだけでうまくいく人ばかりではありませんし、日常生活がままならないという場合もあるでしょう。そういう時には薬を使ってお腹のベースを少し良くした上で、自分で『大丈夫』と思える空間をつくってもらうんです。そうすると最初は切実な様子だった患者さんも、『下痢はまったく治ってないけど大丈夫です』という感じになる。ゼロにするのはかなり難しいので、そこが終着点ですね」

 下痢には年齢も性別も関係ないが、最近は子供が増えたという。吉良院長はその原因を勉強や受験のストレスが増えたからではないかと推測する。子供は自分で環境を変えられないため、改善が難しいところがある。もしも身近に下痢に悩んでいる子供がいたら、「気にしないように」と声をかけてあげたい。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」