ぎっくり腰を頻繁に経験…だましだましきたが力仕事が増えて悪化
ぎっくり腰を起こす方はたいてい、普段から腰の筋肉が緊張しています。根本的な対策を講じるには、腰周辺の筋肉の緊張を解き、血行不良状態にならないようにすることが重要。腰周辺を柔軟にするストレッチや筋肉トレーニングが有効なのです。ただ、冒頭の男性の場合、心房細動を患っていて、運動もままならない状態で、ストレッチなどを十分に行えない。
MRIで画像診断をすると、4カ所に椎間板変性が見られ、ひび割れが所見されました。そこで4カ所に特殊なジェルを椎間板に刺入するセルゲル法を実施しその日に帰宅していただきました。
施術後は心臓のカテーテル手術を受け、ストレッチなどができるようになり、腰痛やしびれは少しずつ改善。1年が過ぎた頃には、起床時の違和感や痛みはなくなりました。ただ、日によってレベルは違いますが、足のしびれや足裏の違和感は残り、足を伸ばすストレッチを行うと腰が痛くなるといい、畑仕事の時に前かがみになると翌日にしびれが出現すると……。
それでも毎日のストレッチで緩和する実感を持たれており、運動を少しずつ再開する予定とのことで、改めて専門の指導の下でのリハビリを強くお勧めしたのでした。