周りと違っているからこそやれることも多い…後藤仁美さん軟骨無形性症を語る

公開日: 更新日:

後藤仁美さん(俳優)=軟骨無形性症

 身長115センチって、だいたい小学1年生と同じなのですが、胴体は大人の女性とほぼ同じで手足が極端に短いという体形をしています。不便なことも多いですが、この体は唯一無二で、周りと違っているからこそやれることも多いと思っています。

「軟骨無形成症」は骨の成長に関わる軟骨の異常により低身長となる先天性の疾患で、四肢や指の短さなどが特徴です。でも自分では、「障害を持っている」とは思っていても、「病気」だとは思っていないんです。もちろん、病気と捉えている軟骨無形成症の人もいますし、それを否定する気持ちはまったくありません。私は生まれたときからこうなので「こうなってしまった」という感覚がないし、このことで治療を受けたこともないので、自分が病気だとは感じられないということです。

 あまりつらいと思わずに育ってきました。両親が「そのままでいいんだよ」「かわいいから大丈夫」と言って育ててくれたことが根底にあるのだと思います。小さい身体の自分をそのまま肯定してくれていました。みんなと違うことがダメなことではなく、そのままで魅力的なんだと言い続けてくれていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…