災害時の応急処置(3)添え木や三角巾を使って固定することを考える

公開日: 更新日:

 災害時のケガとして多くの人が不安に思うことのひとつが「骨折」ではないだろうか。家が倒壊し、がれきの中で、自分あるいは家族が骨折して取り残され……。想像しただけでも絶望的な状況だ。そんな時、どのように応急処置をすればいいのだろう。

「病院で診てもらうまでは、できるだけ動かさないというのが原則です。変形した状態を元に戻す必要はありません」

 こう話すのは、東京消防庁救急部の上曽一永消防司令補だ。

「腕や足を骨折したときに、一般の方ができる応急処置となると、『添え木や三角巾を使用して固定する』ことを考えてください。悪化防止となり、移動する際の痛みを和らげることもできます。添え木に関しては、手近にちょうどいい長さの板がない場合もあるでしょう。その際は段ボールや新聞紙、雑誌などを添え木の代わりに使用してください」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇