認知症の「軽症リハ」では具体的にどんなことを行うのか
認知症は進行すると神経細胞が減っていくため、どうしてもできなくなる作業が徐々に増えていきます。そうなった時、「なんでできないんだ」と叱責して、無理にでも思い出させようと本人にやらせるのは不可能です。できなくなった作業はあるけれど、全体の工程をシンプルにすればこなすことができるというふうに仕組みを変更する。これが認知症の進行を遅らせて、できる能力を向上させる軽症リハのひとつの方法なのです。