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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【マキベリー】強力な抗酸化作用があり運動後のダメージ回復に役立つ

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 さらに、マキベリーに含まれる抗酸化物質が体内の炎症性マーカーを減少させ、免疫システムの改善につながることが示されているなど、炎症を抑える効果があることも知られています。その他にもチリの研究者によると、マキベリーの摂取が血液中の脂質プロファイルを改善することもわかっています。また、マキベリーの抽出物を摂取した人々で、食後の血糖値が正常化することが報告されており、健康的な血糖コントロールの一環にも利用できる可能性があります。

 マキベリーの摂取タイミングに関する具体的なエビデンスは限られていますが、朝の摂取は、マキベリーに豊富に含まれるアントシアニンなどの抗酸化成分が、日中の酸化ストレスへの防御に役立つため効果的だとする研究があります。一方で、抗酸化作用の高い食品の運動後摂取が回復促進に役立つとする研究の観点から、運動後に摂ることで抗酸化物質が運動による酸化ダメージを抑え、筋肉の回復をサポートする可能性もあります。

 目的に応じて、マキベリーの健康効果をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

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