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荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

眼瞼下垂で手術を検討している人へ…これだけは伝えたいアドバイス

公開日: 更新日:

 その問いに対する眼科医としての答えは、「初期の眼瞼下垂を眉下切開で治療することについて、反対ではない」です。私自身、眼瞼下垂を相談に来られた患者さんと話をして、患者さんも眉下切開を希望されている、さらに診察をしてそれが適当であると判断した場合は、眉下切開を得意とする眼科を紹介することもあります(当クリニックでは眉下切開の手術は行っていないため)。

 前述の知人は「なんとなく邪道だと叱られそうで、眼科医には眉下切開を受けたと言いにくい」と話していました。邪道だなんて思わないのでこれには笑ってしまいましたが、でも、これから眉下切開を検討している人にはアドバイスとしてこれだけは言いたいです。

「眉下切開を検討する場合でも、まずは眼科で相談を」ということ。むろん、眼瞼下垂の治療ではなく、単なる「美容目的」なのであれば最初から形成外科や美容外科に行くのもいいですが、目の治療をすると考えるなら、やはりまずは眼科医に相談してください。

 目のことをもっとも知っているのは眼科医ですし、「見た目」だけでなく「見え方」も考慮してアドバイスをしてくれますから。

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