まるで箱舟 ハリケーン直撃で犬300匹を家の中に避難させ…
「まるで“ノアの箱舟”のようだ」と話題になっている。
米ニュースサイトGNN(11月13日付)などによると、注目を集めているのはメキシコ・ユカタン半島のリゾート地カンクン郊外で10年前から、自宅の敷地を行き場を失った動物たちの保護施設にしているリカルド・ピメンテルさんという男性。
今年10月、5段階で上から2番目の「カテゴリー4」にまで発達した大型ハリケーン「デルタ」がユカタン半島を横断した時のこと。リカルドさんは、敷地内にいる動物たちを屋内に入れなければ命が危ないと判断し、犬300匹を含む、ウサギ、ニワトリなどの動物をすべて家の中に入れたのだ。写真はその時のひとコマ。
日本の住宅事情を考えると、そもそも数百匹の動物を屋内に入れることが可能な家の広さに驚愕するが、それだけの動物を収容すれば、その排泄物で屋内がグチャグチャになるのは必至だ。そのことに関してリカルドさんはこう語った。
「家が汚れたって構いません。またきれいにすればいいだけです。物が壊れたって、修理するか、買い直せばいい。素晴らしいのは、幸せで健康で安全な動物たちを見ることです。引き取り手が現れる可能性が残ることです」