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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

ハトをひいたタクシー運転手を逮捕…その必要はあったのか

公開日: 更新日:

 このように考えると、今回のハト事件には逮捕の必要性はなく、逮捕は不適切だったのではないでしょうか。

 不当逮捕というと、警察が悪いと思われるかもしれませんが、逮捕状を発布しているのは裁判官です。弁護士の立場からすると、このような不適切な逮捕状請求を却下しない「逮捕状の自動発券機」とも揶揄(やゆ)される裁判官の方が問題ではないかと思います。

 逮捕されたタクシー運転手の方は、その後すぐに釈放されたようです。しかしながら、逮捕され身体拘束を受けた事実、実名で報道され顔写真も拡散されてしまっている事実は変わりません。捜査機関や裁判所には、不必要な逮捕が一人の人生を必要以上に狂わせてしまうことを改めて認識してもらいたいです。

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