著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

最後まで冷静と情熱の好ましいバランスを保っていた蓮舫氏。弱者への揺るぎないまなざしが詰まっていた。

公開日: 更新日:

 長文投稿が可能なのはXの認証バッジを取得しているからだが、じつはその機能を使うことはきわめて稀だ。X空間で長文が疎まれがちなのも重々承知している。でも今回はそのリスクを負っても言いたかった。それだけ都政には問題があるとぼくは考えているので。好きならまだしも、不本意に感じながら汚部屋に住みつづけるのは人生の損。税金払ってるんだし。蓋を開けてみれば、長文、しかも東京ローカルの内容にも拘わらずこのポストに付いたインプレッションは110万超、いいねも1万を超えたのだった。ほっ。

 そして今日20日、ついに都知事選が告示された。これまで現職が立候補して負けた例は一度もない。ならば3選を目指す小池知事が絶対的に有利なはずだが、今回ばかりは状況が異なるという声は意外なほど多い。8年前、反自民を声高に叫んで都知事の椅子を手に入れた彼女だが、再選の2020年の段階で自民と距離を詰めたことは都民の誰もが知っている。その自民はいま裏金問題でどん底にいる。4月28日の衆院補選では3選挙区で立民が全勝。特に保守王国で知られる島根で自民が負けたのは、全国の有権者が相当な自民不信状態にあることの証左となった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース