「落選」した蓮舫、石丸両氏に注目集中のナゼ…「当選」した小池都知事の高笑いが聞こえる

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蓮舫、石丸両氏ともに都知事選で落選した「タダの人」

 今さら言うまでもないが、蓮舫、石丸両氏ともに都知事選で落選した「タダの人」だ。落選候補の中には、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)もいるが大騒ぎになってはいない。にもかかわらず、「蓮舫」「石丸」に注目が集まっているのは、世論が両氏の今後の政治的影響力を感じているからだろう。

 自由闊達に様々な意見を出し合い、議論する状況は「民主主義国家」として当然守られるべきだが、「権力者に対峙」する役割を担っているメディアの視点は別にあってもいいのではないか。つまり、落選候補を必要以上に取り上げることではなく、1400万人都市・東京の権力者の座に就いた小池百合子知事(71)の言動に注目することだ。

 選挙が終わったとはいえ、小池知事についてはいまだに「学歴詐称」問題がくすぶっている上、公務の知事会見を巡る発言などが公選法違反の疑いがあるとして告発状も提出されている。選挙で争点となった「神宮外苑の樹木伐採」、野党都議らが指摘している議会における知事の「答弁拒否」などについて報道する方が、落選候補の言動を取り上げるよりも意味があるだろう。

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