「ステルス値上げ」ラッシュが庶民を襲う…価格改定に消費者ウンザリ、中身減しか打つ手なし
実際、消費者の節約傾向は顕著だ。総務省による最新(5月)の家計調査では、1世帯あたりの消費支出は29万328円で、前年同月比で1.8%減だった。メーカーが買い控えの広がりを恐れることで、「ステルス値上げ」ラッシュが起こることもあり得る。
ただ、消費者は商品の変化に敏感だ。
「内容量が減っていると気づいたときのガッカリ感は、人によっては強いものがある。かえって心証を悪くしかねません。できれば企業側もやりたくないことではあるので、慎重に対応していくことでしょう」(飯島大介氏)
かじ取りは難しい。
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帝国データバンク発表の調査によると、カレーの調理に必要な原材料や光熱費などの全国平均価格を基に算出した、1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が、過去10年間で最高値を更新した。
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