小池知事は今年も朝鮮人虐殺への追悼文出さず…式典主催者が怒りの異議申し立て

公開日: 更新日:

「二度手間だと考えているのか!」

「(大震災時に)虐殺されたという人数に関してはいろいろと議論があるのは承知していますが、“虐殺があった”ということは歴史的に証明されています。歴代の知事も慰霊堂における大法要に出席した上で、個別に朝鮮人犠牲者に対しては、“人の命を直視し、追悼の意を述べて世代を超えて語り継いでいかなければならない”と語ってきました」

 そうした継続性を「個人の思考、事情でもって突然変えるのはおかしい」と宮川氏は言う。個別に出すのは「二度手間」だと小池氏が式典を軽んじているように見えるからだ。

「(これまでの歴代知事の)経緯を踏まえると、小池さんには“歴代の知事も二度手間をやってきたのですか”と聞いてみたいです。8月23日に実行委員会があるのですが、そこで提案をして、手続きを踏んだ上で、実行委員会の意思として抗議文は送ろうと思っています」

 3期目に入っても小池氏は変わらないのか。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事『小池都知事の剥離骨折はなぜ起きた? 神宮始球式で左膝グニャリ…元中日チームドクターが解説では、小池氏の剥離骨折の背景について詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造