茂木幹事長総裁選で掲げる「増税ゼロ」は“ちゃぶ台返し”の極み…信用ゼロの指摘も止む無し
■政策を聞く限り、とっくに謀反を起こしていると言えるのでは…
茂木氏はまた「政策活動費の廃止」を掲げていたが、政活費の廃止は立憲民主党や共産党などの野党がずっと主張してきたはず。しかし、自民党が強く抵抗し、6月に成立した改正政治資金規正法でも触れられなかった。それが3カ月後に突然、「廃止」を言うのだから一体何なのか。
5日朝に放送されたフジテレビ系「めざまし8」でも、茂木氏の変節ぶりに意見が飛び交った。
元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏(54)は、茂木発言について「自らが幹事長だった時に政府与党の中にいて、なぜその時やらなかったんだという批判も抱き合わせになりますし…」などと発言。タレントのカンニング竹山(53)も同様に「これ、幹事長の時になんでできなかったのか? と疑問に思って」などとコメントしていたが、これが国民の受け止めだろう。
昨年10月発売の月刊誌インタビューで、総裁選について「幹事長である私が『私も出る』となれば、今度は『令和の明智光秀』になってしまう」と言い、立候補に消極的な考えを示していた茂木氏。だが、会見で掲げた政策を聞く限り、とっくに謀反を起こしていると言えるのではないか。