石破首相が立憲・野田代表との“早慶党首討論”で繰り返した「国民の判断」の本当の意味

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■裏金議員をこのまま立法府の国会議員で居座り続けさせていいのか

「主権者である国民の判断」「主権者たる国民がふさわしいとご判断すれば」「国民のご審判を仰ぐ」

 国民が裏金議員に対し、どれほど「許すな」と怒りの声を上げたところで、選挙に行かなかったり、裏金議員を支える地元の利権集団に好き勝手させたりしていれば何も変わらない。自民党総裁の責任として、出来る範囲で候補者の公認、非公認は判断したが、結局、選ぶのは有権者である国民なのだーー。おそらく石破氏はそう言いたかったのだろう。

 元通産・経産官僚の古賀茂明氏(69)も、裏金議員の比例重複を認めないという石破自民の方針について、自身のX(旧ツイッター)にこう投稿していた。

《比例重複立候補を認めないということは、小選挙区で落ちれば、議席を失うということ。つまり、裏金議員の命運は有権者に委ねられる。私たちには、彼らを落選させる責任があるということだ。》

 裏金議員をこのまま立法府の国会議員で居座り続けさせていいのか。公認、非公認に関係なく、判断を下す責任があるのは有権者である国民なのだ。

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