衝撃!恋人が夜の営みを占い師の姉に相談していた…。“将来の夫と小姑”に幻滅する35歳女性【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】
35歳、同棲2年目の悩み
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】
菜々さん(仮名)は、10歳年上の恋人であるヨウジさん(仮名)と同棲中の35歳。同棲期間は、今年に入って2年目を迎えたばかりです。
しかし当初は結婚前提での同棲を始めたものの、ヨウジさんの“ある習慣”がどうしても理解できず、結婚をためらい始めたと話します。
「ヨウジくんのお姉さんは、占い師をしています。けっこう人気がある占い師らしく、ネットには『当たる!』って口コミがいくつも書かれているのを見ました。
一緒に住むまでは気がついていなかったんですけど、ヨウジくんはどうやら、そのお姉さんになんでも占ってもらっているみたい。
キモいなって思っているのは、夜の営みをする日についてもお姉さんの占いの結果に従っているところです」
なんで姉の占いで決めるの?
顔を歪めながら、悩みを打ち明けた始めた菜々さん。「お姉さんの占いでOKだった日だけベッドで営みをするから、頻度は月に1回くらいでめちゃくちゃ不満です」と話します。
「キモくないですか?
40代の男性が、イチャイチャする日をお姉さんに決めてもらうなんて。しかも、なんのためにそこを占いに頼っているのかも意味不明です。
だって妊娠したいワケでもないし、まだ結婚をするって具体的に決まったわけでもないし。
ただ恋人とするだけですよ?
それを占いに頼るっていうのが、マジでキモいと思っちゃいます」
【読まれています】初夜は入籍初日。再婚した夫の要求に絶望する39歳女性「まだ4カ月、でも離婚したい」
とにかく姉がウザい
ヨウジさんと菜々さんとの出会いは、友人の紹介。
交際3年目となった今は、結婚を意識したいタイミングだそうですが、菜々さんとしては占い頼みの恋人に対して頼りなさを感じてしまい、だんだんと気持ちが冷めつつあるのだとか…。
「このまま結婚しちゃったら、なんでもお姉さんの占いが関係してきて、面倒な結婚生活になりそう。
よく義母がウザいって話を聞きますけど、私たちの場合には姉がウザいって感じです。
お姉さんと会ったこともありますが、自己主張の強い性格で、占い師をしているせいか喋り方も偉そうなんですよ。
まぁ性格がヤバそうってだけで、悪い人ではなさそうですけどね。仲良くなれるタイプじゃないなぁ…って思っていたんですけど、まさかヨウジくんが夜の営みの相談までしているなんて知らなかったから、本当にキモいです」
結婚しないほうがいいかも?
恋人であるヨウジさんは自営業者。
事業に関しても姉の占いに頼っている部分があるようで、菜々さんから見ると「ヨウジくんとお姉さんは一心同体って感じで、私が彼の妻になったらそこに巻き込まれそうで嫌だ」と感じているとのこと…。
「結婚しないに越したことはないんだろうなって。こうなったら法律的な結婚はしないで、ずっと同棲のほうがいいのかなって考えているんです。
ヨウジくんは私と結婚したいって言ってくれていますけど、どうせ結婚の時期とかもお姉さんが占いで決めるんでしょうし、なんだか興醒め。
ヨウジくんはもっと頼り甲斐のある男性だと思ったから、付き合ったんだけどなぁ…。
お姉さんとの関係を見直してもらうためには、どうしたらいいと思います?
マジでこのままだと、私が彼をキモいって思う感情ばかり強くなっていきそう。ヤバいですよね」
◇ ◇ ◇
将来を思い詰めている菜々さんに対し、ヨウジさんは能天気に「結婚どーするの?」と尋ねてくるのだそう。
「姉との関係をなんとかしないと結婚できない」と伝えたときには、冗談だと受け取られ、笑いのネタに変えられてしまったそうです。
では、菜々さんの恋人であるヨウジさんのスタンスとは?
次回に続きます。
(並木まき/ライター・エディター)