コメ高騰「それでも食べたい!」夫婦2人で年4万3200円の負担増をどう捻出すればいいのか
「コメをたらふく食べるなんて、もうぜいたくなんですかね」とAさんはため息をつく。
先週、民放のある情報番組が、コメ高騰を乗り切る工夫として、魚料理や野菜料理をおかずにすると、「子どものコメがあまり進まないことを発見」などと紹介、SNSで物議を醸していた。
《ディストピア過ぎる…涙 そんな事よりも子どもたちの為に少しくらい政府や自民党を批判してくれよ…涙》というもっともな意見や、《子どもにはお腹いっぱい食べさせてあげたい》という切実な親心も。
「維持費がかかる車を手放すとか、思い切った固定費のカットができればいいですが、現実には国産米を輸入米にしたり、形が不揃いの規格外の野菜を安く買ったり。ポイ活に励み、本は図書館、髪を切るのだって数カ月に1回。涙ぐましい努力で切り詰めているわけです」(生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏)
そこからコメの負担増分を捻出するのは、もはや至難の業か。
「コメに限らず、日本の魚もまず韓国に売って、そこからさらに高く買ってくれる中国の富裕層に流れていたりする。国産モノはすべて、日本の庶民の口には入らなくなるかもしれません」(前出の流通業界関係者)
コメ、食わせろ!