有森隆経済ジャーナリスト
早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」（講談社＋α文庫）、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」（以上、文春新書）、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」（以上、さくら舎）、「プロ経営者の時代」（千倉書房）など多数。
前田建設<下>前田道路TOBの根底に“義理の甥と叔父”の確執
公開日： 更新日：
前田建設工業は１９１９（大正８）年、初代前田又兵衛が福井県小和清水で飛島組（現・飛島建設）傘下の前田事務所を創業したことに始まる。飛嶋文吉の飛島組では、初代又兵衛、熊谷三太郎（熊谷組創業者）が取締役を務め、この３人は福井の「土木建設の三傑」と称された。戦後、２代目又兵衛が前田建…
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