キャディ 加藤勇志郎社長(1)部品調達の仕組みを一新させた町工場の救世主
すごくもったいないと思った。大手電機メーカーとの取引がなくなったとしても、電機に限らない分野でも絶対生かせる技術を持っていたからだ。
そのパイプをつなぐことができれば、その町工場はきっと伸びていけるはずだった。
「技術力に強みを持つ町工場がコネクションに左右されることなく、成長していけるような仕組みをつくっていきたい」と、加藤は思いついたのだった。 =つづく
(ジャーナリスト・林美保子)