五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(1)大手酒類メーカーを早期退職しクラフトジンづくり
労を惜しまず、理想を求めて出来上がったジンは人々の五感に響いているのだ。
門田は長くキリンビールに勤め、「氷結ストロング」や「一番搾りフローズン」などのブランドマネジャーを務めたヒットメーカーだ。
起業を決意して2人の先輩、マーケッターの小元俊祐と、チーフブレンダーの鬼頭英明を誘った。
3人は50歳を過ぎて、キリンビールを早期退職する。
新天地に選んだのは、自宅から遠く離れ、しかも、誰もゆかりのない西の果ての島だった。 (つづく)
(ジャーナリスト・林美保子)