「損が怖い!」と言う人こそ“月1万円”からの積立投資…年収に関係なく資産が作れるワケ
つまり、収入の多さと貯金の額には関連性はないということです。ちなみに、Kさんはキリギリスさん、Aさんはアリさんのイメージです。
◼️投資に使えるお金はどれくらい?
資産運用のお金をつくるために、まずは家計の見直しが不可欠です。生活費や保険、ローンなど、いくらくらいお金が出て行って、給料や貯金などでまかなえているのかを確認しておかなければなりません。年間のお金の流れをざっくりと把握しておきましょう。
資産運用では、給料や年金などの現金収入は「フロー」、資産は「ストック」と呼ばれています。ストックはマイホームを買うときの頭金だったり、子供の教育費、老後資金などの将来のために貯めておくお金です。
たとえば、年収が500万円で年間の支出(家賃や生命保険料、年金、水道光熱費、食費、ローンや教育費などすべての支出をまとめた数字)が400万円だったとします。そうすると、100万円をストックに回せます。ストックから積み立て投資の資金を捻出しますが、100万円全部を投資資金にするのはためらうかもしれません。その場合は、50万円を投資資金にしてみます。