市場の関心はEVや中国だが…「骨太の方針2024」で関連株は動くのか
日本経済新聞社が実施した22年の世界市場における「主要商品・サービスシェア調査」63品目(日経業界地図2024年版)では、日本企業の市場シェアトップは6品目だが、中国は16品目と急速に伸ばしている。
中国の自動車メーカー、BYDは5月下旬に過去最高の燃費性能を実現した第5世代プラグインハイブリッド技術を公表。ガソリン走行の燃費は1リットル当たり約34キロ、フル充電でガソリンも満タンにした時の航続距離は2100キロと発表した。
また、中国は単独で宇宙ステーションを建設し、月探査機「嫦娥6号」が月の裏側へ着陸するという歴史的偉業を達成した。
日本では「骨太の方針」の草案を受けて、岸田政権への経済成長期待が高まるだろうか。
国政選挙の前哨戦ともいえる東京都知事選挙は6月20日告示、7月7日投開票である。岸田首相は応援演説に駆けつけるだろうか。外は猛暑でも投資家が冷めているなら、株式市場でEVに代わる「骨太の方針」関連株は値上がりしないだろう。