小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑
自民党総裁選の“本命”とされている小泉進次郎元環境相(43)が、9月6日に出馬表明することが分かった。もともと、30日表明する方向で検討していたが、台風が直撃する恐れがあるため延期したという。ただ、延期理由を額面通りに受け止める向きは少ない。
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「台風直撃を避けたのは理解できますが、1週間も後ろ倒しにする理由はないでしょう。政権中枢で災害対応に追われる林芳正官房長官ですら3日に出馬表明するわけですから。要するに、なるべく先延ばしして他候補の出馬表明を事前に見ておきたいということでしょう。ボロが出ないように、表舞台で話す機会を極力減らしたい思惑もあるはずです」(官邸事情通)
裏金議員の処遇が、総裁選の一大焦点になっていることも大きいようだ。
すでに出馬表明した石破茂元幹事長(67)は、処分された議員を次の国政選挙で公認しない可能性に言及。出馬を目指す野田聖子元総務相(63)も「不記載の人たちは自分の力で(選挙を)勝っていきませんか」と、裏金議員は無所属で臨むべきと訴えた。出馬表明済みの河野太郎デジタル相(61)も妥当性はともかく、裏金議員に対し「不記載額分の国庫返納」を主張。揃って厳しい姿勢を示しているだけに、進次郎氏はどうするのか。自民党議員は固唾をのんでいる状況だ。