石破政権が短命だと株価はどうなる? 歴代首相の在任期間との関係を調べてると…
では在任期間が1年超で2.5年以下ではどうか。上昇は9内閣、下落は5内閣。このうち最も上昇したのは竹下内閣(在任期間1.6年)で+47.7%、最も下落したのは海部内閣(2.3年)の-28.1。平均は+8.5%だった。
在任期間が1年以下では、上昇と下落はそれぞれ3内閣。最も上昇した第1次安倍内閣でも+5.7%にとどまり、最も下落したのは福田康夫内閣で-26.3%、平均は-8.8%だった。
これらのデータから分かることは、「長期政権では大幅な株高になり、短期政権では株価は低迷する」である。
理由はいうまでもないだろう。長期政権の場合、政策が安定して持続的に実行されるため、企業は安心して経済活動を行うことができ、投資家(特に外国人投資家)は積極的になれる。短期政権ではその逆になる。このところ株価がさえないが、総選挙の結果を受けてさらに株式市場には暗雲が立ち込めることになりそうだ。 (丸)